第4位入選
2020/12/03

東信地区高等学校美術展から本校1年、田口さんの「渓流」。様々な物のいろいろな様相の、突き詰めた表現を探っている。この瞬間に、なぜ、無いのではなく、むしろそれはあるのか。
11月21日の中日新聞に作曲家の江文也(こうぶんや)が紹介されました。本校卒業生の林記者さんが記事を私に送ってくださいました。江は台湾の出身ですが、旧制上田中学の同窓生(昭和4年卒業 28期)です。五輪には1912年のストックホルム大会から48年のロンドン大会まで芸術競技があり、36年のベルリン大会作曲部門で第4位入選を果たしました。管弦楽曲「台湾舞曲」。この時、江は26才。
大変な栄誉ですが、記事によると、その後欧米で作品が演奏されるようになり国際的な評価を得て北京師範大学の教授になるも、日本の敗戦で立ち場を失い、さらに文化大革命の嵐にさらされ、台湾にも日本にも帰らず、1983年に亡くなりました。日本に残した妻子にも会うことはなかった。
激動の時代に生まれ、その才能が自由な創造をすることを許されなかった天才。同窓生にこんな人がいたとは知りませんでした。傑作をたくさん残しながら、今、どの国でも忘れ去られようとしている。今後、いろいろなところで取り上げていきたいと思います。記事をお送りいただき、ありがとうございました。
今日も、2年生諸君は台湾の高級中学とオンラインの交流を行いました。