2020/12/25

生徒の感想を図書委員会でまとめてくれたので、それを読むと会場の興奮が伝わってくるようです。
「とてもためになった。経験に良し悪しがないことも学べた。」「謎めいていた先生の片鱗が垣間見える、夢中で聞いていた時間でした。きっとこの先も思い出すだろうな、と思える心に残る言葉がたくさんありました。ありがとうございました。」「人生においての経験はどんなものでもいつか役に経つんだなと思いました。やっぱり経験した人の話は本当に説得力があるなと思ったし、すごく楽しかったです。」「先生の『迷ったらとにかくやる』という考え方にすごく感動しました。」・・・
この日私は出張していて残念ながら聞くことができませんでした。放送班有志がDVDを作るというので、それを視聴させてもらいます。

今後の活動についてしばらく話をしましたが、いろいろな計画が彼の頭の中に詰まっているようです。君の思う通りにやってほしいと願います。これからも頑張ってください。
今日で全日制も授業が終わり、年末年始休業になります。本校は前期・後期の二期制なので、全日制は終業式や全校集会はありません。授業の後は大掃除をしました。
今年は忘年会のない静かな年の瀬ですが、例年通り、5時に校舎を施錠しました。
2020/12/24

木曜日は6時限目が終わった後にロングホームルーム(LHR)がありますが、あるクラスの今日のLHRは調理実習。夕方、写真のケーキを校長室に持ってきてくれました。家庭科の山田先生に伺うとこの時期のLHRは調理室の競争率が高く、先週も別のクラスが使っていたとのことです。調理室を使わせていただいてありがとうございます。

今日は定時制の全校集会がありました。私は放送で行った講話で、人は仲間がいることや、グループに帰属しているという事がいかに大切かという話をしました。定時制は今日で年内の授業は終わりです。集会の後は大掃除をして解散しました。
私は今日、長野市に出張しました。数日ぶりに長野に行ってみると雪がまだたくさん残っているなという印象でした。長野に住んでいる人に言うと、もうほとんどないよねという答えでした。同じ雪の量でも、長野の人は「ずいぶん解けた」と肯定的に捉え、私は「まだ残っている」と否定的に捉えました。私がまだたくさんあるなと感じたのは、実際に残っている量が上田と違うからですが、降った量の違いも私の印象に影響を与えているのだと気づきました。
2020/12/23

今年も残りは1週間程となり、来週の木曜日はお晦日です。先日、今日が誕生日だという先生と話をしましたが、本当に昨年の今頃、一年後がこうなっているとは全く想像できませんでした。
2020年は上田高校は120周年を祝うための式典や行事を用意していましたが、それらは全て延期になってしまいました。同窓会の記念事業については同窓生の皆さまが力を合わせて十分していただきましたが、大勢の皆さまの前でお礼を申し上げる機会が無かったのは残念です。
高校3年生の諸君はいよいよ本番が近づいてきました。生徒のみなさんだけでなく、ご家庭も、先生方も毎日一生懸命だと思います。
目標にいかに近いのかは、その努力を重ねている人にはなかなか冷静に測り知ることはできません。目標に届くにはあとどれだけの知識が能力が必要なのか、若い人たちは往々にして過大に評価してしまうことがあると思います。みなさんは毎日、着実に進歩しています。残された時間を大切に、今をやり抜いてください。
がんばれ、上田高校。
2020/12/22

今、木星と土星が見かけ上大接近しています。地球と木星、土星がこんなにきれいに一直線に並ぶのは実に397年ぶりのことだそうです。写真は私がスマホで昨日撮ったもので、何倍にも拡大してあります。明るい木星に暗い土星がくっついて見えます。夕方、西の空に二つの明るい星が見えていましたが、秋が深まるにつれてだんだん近づいていき、この頃は裸眼では一つにしか見えません。こんなことには、みなさんは、あまり興奮されませんよね。すみません。
朝、生徒が校長室を訪れて、探究活動の進捗状況を話して生きます。「今はこんな感じにまとまりましたけど、友達に言われたのは・・・」最後まで聞いて、少しだけ感じたことを話すと、しばらく黙ってじっと考えて、すぐに何かをつかんだようでした。外部の団体にアポを取って調査をするそうです。どんな風になるか実に楽しみです。

今朝はたいそう冷え込んで、学校の屋外の寒暖計はマイナス9℃だったと事務の永井さんが教えてくれました。お堀には氷が張り、上田は日中もよく晴れたのですが午後になっても一部解けませんでした。
2020/12/21

面白い。ちょっと読み出すともう置くことができません。図書館に置いて紹介していただきます。
山浦先生は毎年、関東の同窓会総会においでになりますし、今年の夏はオンラインで1年生の生徒諸君にご講義もお願いしました。いつも母校を大切に思ってくださり、本当にありがとうございます。いろいろなエピソードの中に、山浦先生の人生に対する温かい眼差しを感じます。この本を図書館に置けば法学部志望者が増えるかもしれません。
昨日、日曜日の午後はWWLのAll Japan High School Forumがオンラインで開催されました。本校からは2年生の神谷さん「あらゆる上田市在住外国籍市民を包括的に支援する他言語アプリ」をプレゼンしました。ここには日本語で書きましたが、発表もポスターも使用言語は英語です。とてもよく練習されていて、ハキハキとしたプレゼンはとても分かりやすかった。内容もオリジナリティのあるとても良いアイディアだと思いますので、何とか実現するとすごいですね。
県内からは松本県ヶ丘高校が信州つばさプロジェクトについてプレゼンし、審査員特別賞を受賞しました。
和歌山県データ利活用コンペティションに参加した「マコモ大好きgirls」は全国4位だったそうです。おめでとう。詳細はHPでお知らせします。発表もYouTubeで配信しているそうです。
2020/12/18

今日は午後、総合教育センターで校長会主催の教育講演会がありました。総セのあたりは雪がたくさん残っており、昼でも日かげは冷たく凍っていました。
KDDIの皆さまにデザインシンキングの講演をしていただきましたが、その中でマシュマロチャレンジを私もはじめてやってみました。パスタでなるべく高い塔を決められた時間に作るゲームですが、実際にやってみると思うようにならないものだと思いました。
始めに計画を立てて塔を作り出すと、テープでとめたところや、糸で締めたところがしっかり効いていて、かなりはかどります。しかし、マシュマロの重さに耐えられなかったりして時間が過ぎていくと、接着したところが劣化し全体が歪んでいきます。そこで、気持ちを切り替えて、新しくつくり直したり、新しい設計に取り掛かればいいのですが、そうはせず、上手くいかない微調整に時間を浪費していきます。
デザインシンキングのプロトタイプの段階で失敗したら、アイディアの検討に戻るべきだと知っていても、そうはできませんでした。実行するのはやはり難しい事ですね。
2020/12/17

今日全日制の1・2年生はGPS-Academicテストを受験しました。一見知能テストのような感じですが、批判的思考力や協働的思考力、創造的思考力の個人の特徴を測ることができます。これはSGHのころから継続的に記録をとっており、本校生の傾向を学力とは違った側面でみることができます。生徒諸君は相当頭を使って疲れたと思います。ご苦労様。
学年通信にお掃除のことが書かれていて、とても共感しながら読みました。掃除をサボるなと言うのではなく、面倒なことを人に押し付けて、自分は都合よく生きていないかと、読む人の心の内に忍び込んで自らを振り返らせる。よほどの人でない限り、だれでも懺悔したくなります。
台湾のオンライン交流を中心的に企画してくれた英語科の北澤先生が取組をレポートにまとめてくださいました。生徒の交流委員会を8月に発足させ、先方の生徒との準備会議やメール、LINEのやりとりで詳細を詰めていく様子が書かれています。上手くいったことばかりではなく、英語が出ずに凍っている生徒たちや計画通りには行かなかったことも正直に述べられていて、とても良いと思いました。最初から上手くできないこともたくさんありますよね。でも、それらを含めて、素晴らしい成果です。
内閣府が「『心の輪を広げる体験作文』『障害者週間のポスター』入賞作品集」という文集を作り、学校に送られてきました。この冊子は心して手にしないと、相当涙腺を刺激されることになります。
2020/12/16

長野県高等学校長会の家庭福祉部会では10月に「2020ホームプロジェクトコンテストながの」を作品募集し、この度その審査結果を発表しました。このコンテストは「自己の家庭生活や地域の生活と関連づけて生活上の課題を設定し、解決方法を考え計画を立てて実践することを通して、生活を科学的に探究する方法や問題解決の能力を身につける」ことを主旨としています。
今年は昨年度を100件も上回る449件の応募があったそうで、「生活を探究する」姿がとても頼もしいと講評されています。
受賞したプロジェクトのタイトルを見ても一味違い、身近な生活周辺に密着したものになっています。「脱‼︎食品ロス 身体&環境に優しい野菜生活!」「家族のカタチ 認知症のおばあちゃんをよろこばせるために」「一人暮らし大作戦 朝食を速くおいしく健康的につくる」「いつまでも快適に 祖父母宅のバリアフリー化」などなど。
どれも「○○○! □□□□□」という文法でできていますね。そういうルールなのかな。
本校定時制の小林さん「卵・乳製品・白砂糖を使わないお菓子作り パウンドケーキと米粉のババロア」が審査員特別賞を受賞しました。おめでとう!
明日の朝の積雪が心配です。
2020/12/15

写真は美術科高栁先生の「春の塩田平」。正面の山は独鈷山ですね。田んぼに山の姿が映り、山まで続く平野には無数の植物が芽吹いている、いい季節ですね。暖かい風が吹いています。今年の日展の入選作。生徒昇降口に飾られ、朝、冷気で顔を赤くして登校する生徒諸君を出迎えています。
今日は2つオンライン会議がありました。午前中の会議は東京長野上田を結んだ小さな集まりでしたが、お一人が秋に東京から長野市に転住した方で、今、外で雪が降っているというのを何やら随分感じ入った様子で言っていました。長野の冬は東京では想像つきませんよね。「上田はどうですか」ときくので「東京と同じく、青空です」と答えておきました。木曜にかけて、長野市は積もるかもしれませんね。
午後は20人ほどの参加者でしたが、オンラインの会議は皆さん少し慎重になります。発言したり、頷いたりするのも、現在の通信速度では、やや角張っています。これが5Gとか、もっと大容量の通信規格になれば、まるでリアルな臨場感で会議をすることもできるようになるのでしょうか。すぐにそういう時代になりますね。
昨日、定時制の体験入学があり、8人の方がお見えになりました。定時制はどんな時間割で、どういう様子なのかなかなか判らないとと思います。いつでもご説明をしますので、お気軽にご連絡ください。
2020/12/14

上田では昼前から雪がちらちらと舞って随分寒くなりました。今週は木曜日にかけて雪が断続的に降ると天気予報で言っていました。いよいよ本格的な冬の到来ですね。
土曜日、日曜日とマイプロジェクト長野県Summitがオンライン上で開催されました。「マイプロジェクト」とは、高校生が「こうなってほしい」「こうあってほしい」と思うものをプロジェクトとして取り組み、行動を起こして、自らも変容しながら、気づき学んでいく姿をプレゼンするものです。大事なのは「マイ感」。どれくらいその未来にこだわっているのか、そして、誰かを笑顔にしているかが大切です。
7月のスタートアップでは59名がエントリーし、10月の中間発表を経て、長野県Summitには22校から40プロジェクト70名、本校からも3つのプロジェクトが参加しました。県内の多くの高校が熱心に探究活動に取り組んでいるので、今後この大会の規模はどんどん大きくなるでしょう。
日曜の午後は本選。予選で選出された5つのプロジェクトが発表を行い、全国Summitに招待される2つを選びます。工業高校の技術力でマスクやフェイスシールドを作って地域の人々と協働したり、ベジタリアンがどういうことなのか分かってもらおうと奮闘したり、通信制高校で友達の輪を作ろうと頑張ったりしている姿などをプレゼンしてくれました。
どれも、はるかに期待を上回って、素晴らしかった。2つを選ぶなんて、とてもできないだろうと私には感じられました。本選に残った本校の長崎君「芸術を着よう」、教育委員会賞を受賞。おめでとう。
この大会がさらに多くの人々に認知され、たくさんの高校生が集うようになるといいと心から思います。