闘士
2020/12/11

古城の門を入って左側、土蔵の前に第42回卒業生の皆さんが卒業40周年を記念して学校に寄贈された青年像が毎朝登校してくる生徒諸君を精悍な眼差しで見つめています。第42期のみなさんは昭和18年3月上田中学をご卒業で今年は94歳になるでしょうか。
昭和18年は戦時中。勤労動員と野外教練など、戦争と困窮の学生時代が学校史の中学後編に描かれています。校庭は全面が大豆やカボチャ、さつまいもの畑になり、校舎の間の空き地すら大豆畑になっていたとあります。太郎山の学友林から唐松を切り出して、一人一本か二本を縄に縛って学校まで引きずりおろし、校庭周辺に全校生徒が退避できる防空壕を作りました。
この像のタイトルは「闘士」。皆さんが過ごした青年時代をうつしているかのような姿です。寄贈されたのは日本が高度成長期からバブルへと突入していくころでした。
この像を専門の方にお掃除していただきました。すっかり綺麗になり、存在感を増しています。
今日は定時制では生徒総会。夕方、同窓会理事会がありました。